パプアニューギニア コルブラン農園 アルーシャA
パプアニューギニア コルブラン農園 アルーシャA
安定の薫り高さと苦味、安定感抜群の1杯。
「パプアニューギニア コルブラン農園 アルーシャA(Papua New Guinea Korofeigu Plantation Arusha A)」は、南太平洋の高地で育つ豊かな香味と個性を備えたスペシャルティコーヒーです。豊かな自然と伝統的な手仕事が息づく農園から生まれたこのコーヒーは、パプアニューギニアを代表する高品質ロットとして、世界中のロースターやバリスタに高く評価されています。
① 産地と背景
コルブラン農園は、パプアニューギニア東部高地(Eastern Highlands)のゴロカ地区近郊に位置します。標高は約1,500〜1,800mで、火山性の肥沃な土壌と年間を通じて安定した降雨量、昼夜の寒暖差がそろう理想的な環境です。この地域は1930年代にコーヒー栽培が始まり、現在ではアラビカ種の主要生産地として知られています。
コルブラン農園は家族経営の農園で、持続可能な農業と地域農家の支援に力を入れています。周囲の小規模農家とも連携し、共同で収穫・精製を行うことで品質の均一化を図りながら、フェアトレードや環境保全の取り組みも進めています。
② 品種と精製方法
本ロットの「アルーシャA」は、ティピカ系統のアラビカ種で、東アフリカのタンザニア起源の品種「アルーシャ」を由来としています。パプアニューギニアでは珍しいこの品種は、上品でフローラルな香りと繊細な酸味を持つのが特徴です。
精製は**ウォッシュド(水洗式)**で行われます。完熟したチェリーを手摘みで収穫し、果肉除去後に24〜48時間発酵槽で発酵。その後、清流水で洗浄し、アフリカンベッドで7〜10日かけて天日乾燥します。乾燥後は丁寧に選別され、欠点豆を手作業で取り除くことで、クリーンで雑味のない風味を実現しています。
③ 味わいの特徴
コルブラン農園 アルーシャAは、香り・酸味・甘みのバランスに優れた非常にエレガントなコーヒーです。
カッププロファイルは以下のように表現されます:
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フレーバー:オレンジピール、アプリコット、ハニー、ジャスミン
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酸味:明るく透明感のあるシトラス系
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ボディ:中程度でシルキー
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後味:クリーンで甘い余韻
浅煎りでは花のような香りと柑橘系の爽やかさが際立ち、中煎りではハチミツやナッツのような甘みとコクが広がります。全体的に柔らかく丸みがあり、口当たりが非常に滑らか。クリーンで上品な味わいは、まさに“南太平洋のブルーマウンテン”と呼ばれるにふさわしい品質です。
④ サステナブルな取り組み
コルブラン農園では、自然と共生する農法を大切にしています。化学肥料を極力使わず、堆肥やシェードツリーを活用した有機的な栽培を推進。また、地域の小規模農家に技術支援や教育プログラムを提供し、品質向上と安定した収入の確保を目指しています。
さらに、水資源の保全や廃水処理にも配慮した精製設備を導入しており、環境負荷の少ないコーヒー生産を実現しています。
⑤ まとめ
「パプアニューギニア コルブラン農園 アルーシャA」は、
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高地の気候と火山性土壌が育む繊細な酸味、
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ティピカ系アルーシャ種特有のフローラルな香り、
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丁寧なウォッシュド精製によるクリーンな味わい、
これらが融合したスペシャルティコーヒーです。
明るく爽やかな酸味と優しい甘みが調和するその味わいは、ハンドドリップにも最適。自然と人の手が生み出す調和の結晶として、パプアニューギニアの魅力を象徴する一杯といえるでしょう。